リビング造作家具
Before
築2年。
こだわりの戸建注文住宅を建てられたN様。
無垢の杉材と漆喰がふんだんに使われたナチュラル感いっぱいのリビングで、唯一しっくりしていなかったのが部屋の一角にあるカウンター廻りでした。
カウンター下に、以前住んでいたマンションから持ち込まれた家具と、家具屋さんで購入した家具が置かれていました。
カウンターの上でパソコンを使ってのお仕事や、お子さんとのお絵かきや工作を楽しまれていましたが、収納量や収納自体の使い勝手がしっくりきていなかった点、そして既設家具の素材感や色が、ナチュラルなインテリアテイストと合わない点が今回のご依頼の最大のポイントでした。
After
初回訪問時から整理収納アドバイザーの妻と一緒にうかがい、使い勝手はもちろん、入れるものを想定しつつ、整理収納の観点からもアドバイスを加え、丁寧に時間をかけてプランを煮詰めていきました。
現地で具体的なイメージを膨らませながら打合せ、何度か図面を作成し、ご契約をいただいてからは、家具職人さんをまじえての最終打合せを経て製作に入りました。
また、リビングのインテリアテイストに統一感を出すため、他の造作家具に使われている杉の面材を、同じ材木屋さんにて手配しました。
約3週間ほど製作期間をいただき、取付当日になりました。
運びこまれた造作家具は、現場に合わせて加工しながら施工していきます。
（リフォームの場合、微調整は現場で行うことが多いのです）
私も現場搬入から家具の取付完了まで立会い、納まりが難しい部分などはお立ち会いいただいたお客様とコミュニケーションを取りながら工事を進めました。
Close Up
左側のキャビネット。
プリンターは引出しの中に収納。
使わない時はスッキリと、そして使うときには引出して、そのまま使えます。
配線もキャビネットの中に入れ込み、ゴチャゴチャしないように配慮しました。
Close Up
右側のキャビネット。
お子様の教科書を入れる予定。
大きい教科書を横にして入るサイズで設計。
取外し可能な中間仕切りがあるので、整理整頓がしやすくなっています。
これは主婦同士の会話から生まれたアイデア！
ちなみに、引出しの内部や間仕切りも無垢の杉材を使用。
Close Up
中央のキャビネット。
ここは主に書類を入れることが多いところ。お手持ちのファイルラックを採寸し、キャビネットの大きさを設計しました。
フルスライドのレールなので、引出しの奥まで無駄なく使うことができます。
Close Up
今回の工事の際に、階段下のお子様のおもちゃスペースに棚を2段新設しました。
今までは重ねて置かれていた収納ケースも立体的にスッキリ収納できるようになりました。
ちょっとした棚造作をするだけでも、使い勝手が良くなります。
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