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bene vivere コラム

bene vivere ~ラテン語で”よりよく生きる”という意味~

リフォームの仕事や日々のくらしの中で、感じたことや気づき、学んだことなどを気ままにつづっています。

消えたお天道様

もう随分前のことになってしまいましたが、以前参加したセミナーで妙に印象に残った言葉があります。
 

「お天道様が見ているよ」


最近はほとんど耳にすることはありませんが、昔はおじいちゃんやおばあちゃんが、子供たちによく言っていた言葉だそうです。

誰も見ていなくても、決して独りではないよ。
そして、人の目の有無にかかわらず、いつも自分の良心に従って行動するんだよ、という意味に私は理解しました。

そのセミナーの講師の方は、この「お天道様」の存在が世の中から消えてきていることを危惧していました。

バレなければ、何をしてもいい、そんな風潮が世の中には存在します。

 

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さて、ここでなぜ現場の写真が出てくるのか?

今日の塗装現場で、屋根に登り、親方の作業を見ながら話していたら、ふと「お天道様」の話が頭に浮かんだからです。

 

上の写真は、屋根塗装のひとコマ。

一体、何をしているのでしょうか?

これは、コロニアル屋根と棟板金の取り合いの部分を刷毛で塗っている作業風景です。

通常、屋根はローラーでコロコロと塗っていくのですが、ローラーでは塗りづらい部分に、あらかじめ刷毛を入れているのです。

親方は当たり前のようにやっていましたが、どうやらこの手間のかかる作業は、職人さんによっては省かれたりすることもある作業らしいのです。

もし、塗装の工事を頼んだことがあったとしても、屋根の上でどんな作業をしているのかを目にする方は稀だと思います。

そこで、親方に野暮なことを聞いてみました。

 

「見えなくなってしまう部分で、しかも誰も見ていなかったら、手を抜いてしまおうと思ったりすることはないんですか?」

 

今、こうして書いていると、すごく失礼なことを聞いてしまったと思いますが、親方からの回答は、

 

「やるのが当たり前だから、そんなことは考えたことないです。例え嫌なお客さんだったとしても、さっさとやることはやって終わらせて次に行きますよ。それに、そんなことするようになったら職人辞めます!」

 

もちろん親方は「お天道様が見てるからしっかりやる」とは考えてません。

しかし、自分が正しいと思ったことは、人が見ていようが見ていまいが、愚直にブレずにやる。

自分の仕事にプライドを持っているんですね。

 

自宅を塗る時は、やはりこの親方に頼みたい!そんなことを改めて思いました。

 

リフォーム工事で特に隠れてしまう部分は、ごまかそうと思えばごまかせてしまう部分が少なからずあります。

もちろん、信頼関係が前提ですので、親方と同じようにどんな状況でも自分の良心に従って行動する会社であり続けようと改めて感じました。

そして、職人さんの普段見えないひと手間を、正しく伝え、お客様に安心感を与えられる会社であり続けます!

 

bene vivere~ラテン語で「よりよく生きる」の意味~では、単にお客様のお宅をきれいにするだけではなく、お客さまと共に「かんがえ」「つくり」「たのしむ」スタイルを大切にしています

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